大学教授でブロガーのファム・ミン・ホアンが、予想されるベトナムからの国外追放について公開書簡を執筆

大学教授でブロガーのファム・ミン・ホアンが、予想されるベトナムからの国外追放について公開書簡を執筆

ファム・ミン・ホアン

前政治犯、数学教授、ブロガーであり、フランスとベトナムの二重国籍を持つファム・ミン・ホアンは、ベトナム国籍を失いフランスへ国外追放されそうだという知らせを受け、支援の要請をフェイスブックのページ上に公開した。

フェイスブックのコミュニティ、友人、支援者の皆さんへ

2017年6月1日、サイゴンにあるフランス領事館が私に「恐ろしいニュース」を知らせてくれました。5月17日にベトナム政府が私のベトナム国籍を剥奪し、そして私をフランスへ国外追放するというのです(私はフランスとベトナムの二重国籍を取得しています)。

この文章を書き始める際、私は麻痺したような気持ちになっています。その知らせを聞き、私の妻と娘は泣き始めました。私の兄(南ベトナムでの戦争の退役軍人で障害者)もショックを受けています。家庭の事情で、妻は私に同行できません。年老いた母と障害を抱えた兄の世話をする必要があるので、家族は分裂せざるをえません。

1973年の11月でした。

留学するためにパリへ向かったその日を、昨日のように覚えています。飛行機がサイゴン上空を飛行しているとき、私は窓の外を眺めながら、戦争で荒廃した母国を再建するために戻ってくることを誓いました。2年後、私の計画はすべてめちゃくちゃにされ、新しい人生、新しい場所、そして全く新しい考え方を強要されました。しかしながら心の中では、私が生まれた国であり死んだら埋葬されるであろう母国にまだ望みを持っていました。

しばらくパリで生活と仕事をした後、ベトナムへ帰りたいという思いが戻り、絶えず頭をよぎるようになりました。私はベトナムで働くための知識を得て準備するため、大学へ戻りました。2000年の帰国後、私は自分に適した仕事を見つけるのにしばらく苦労しましたが、サイゴン工科大学に勤務して最低限の収入を得るようになりました。10年の在職期間中、私は素晴らしい教授ではないと言ってきましたが、むしろ学術に集中して打ち込みました。私の身と心には、若者へ知識を伝えることで大きな自尊心と喜びがもたらされました。ベトナムの状況を話したことで2010年に逮捕されたとき、私は数学に関して異なる5科目を教えていました。知的能力、創造力、興奮の絶頂期にいたのです。

フランス政府の介入や人権団体やベトナム国内外からの人々の尽力により、私の刑罰は比較的軽い17か月の懲役と3年の自宅軟禁になりました。もはや教えることは不可能です。結局、私の教育への大志は粉々になりました。時にフランス語のクラスを教えようとしましたが、そのときでさえも非常につらい状況になりました。2016年、人権とベトナムの法律について若者たちに私が知っていることを教えているとき、公安警察が押し入って乱暴で荒っぽいやり方でグループを解散させ、彼らの技術や所有物を没収したのです。

挫折や脅迫にもかかわらず。私は我が国の社会問題に対する貢献を続けました。.

挫折や脅迫にもかかわらず、私は我が国の社会問題の解決に貢献しようという努力を続けていました。私の書く物は批判的ですが常に穏健で平和的であり、国家の安全に危険だと見なされるものではありません。しかし、共産政府の目から見ればそれで十分でした。さまざまな情報ルートにより、私は自分が一種の邪魔者で彼らにとっては脅威であり、私の対応が穏やかで慎重であっても政府は不安に感じて結局、ベトナム国籍を取り消す結論を下したのです。

国籍の剥奪は国外追放と同じことであり、母国で生活し死ぬ権利が奪われることを意味します。.

服役中の2010~2011年、フランス領事館との連絡のやり取りをいまだに思い出します。国外追放されるくらいなら、私は刑務所を選ぶと断言しました。フランス領事館はそれをメモし、私が口にした要望を継続的に確認し、その実現の支援を約束してくれました。

現在、状況は変わってしまったようです。たぶん、両政府にとってフランス国民を拘置するのは厄介な問題でしょうし結局、彼らは最も安易な道を選びましたが、それは最も非人道的なことでもあります。なぜなら、誰よりも彼らは私の家族の状況を明確に把握しているからです。

服役中、私はその当時が人生で最も困難な時期だと間違いなく思っていましたが、今はさらにもっと恐ろしい状況です。母国で生きる権利を拒絶されたのですから。

今日現在、ベトナム国籍の剥奪に関する連絡はまだ受けていません。だから、私の考えを友人たちに知ってもらうために、この手紙を広く共有してほしいとあなたの支援を求めました。状況をもっとよく理解しようと私の家族は弁護士に相談し、国籍の剥奪はベトナムの法律に違反すると知らされました(添付資料をご覧ください)。

最後に、国外追放されたある活動家の言葉を引用したいと思います。「政府はベトナムから私を連れ去ることはできても、私からベトナムを奪うことは誰にもできない」。

ファム・ミン・ホアン

元英文記事です。

Professor and blogger Pham Minh Hoang pens open letter about possible deportation from Vietnam

http://www.viettan.org/Professor-and-blogger-Pham-Minh.html