米空母 ベトナム寄港へ…ベトナム戦争後初 対中けん制(読売新聞3月5日記事)

米空母 ベトナム寄港へ…ベトナム戦争後初 対中けん制

 【ダナン(ベトナム中部)=田中洋一郎】米海軍の空母「カール・ビンソン」が5日、南シナ海に面したベトナム・ダナンに寄港する。米空母がベトナムに寄港するのは、1975年のベトナム戦争終結後、初めて。南シナ海情勢をにらみ、米越が安全保障面で連携を深めていることをアピールして、中国をけん制する狙いがある。

 午後から記念式典が行われる。寄港は9日までで、両国の軍関係者の交流行事などが行われる。昨年11月、トランプ米大統領とベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席がベトナムの首都ハノイで会談した際、2018年中の空母寄港を確認していた。

 南シナ海で領有権問題を抱えるベトナムは、同海域で軍事拠点化を進める中国への抑止力として、米国に期待する。米側としても南シナ海問題でフィリピンが中国寄りの姿勢を示していることから、ベトナムの戦略的重要性が増している。