南シナ海問題、ベトナムの有識者が東京で講演(読売新聞9月20日記事)

南シナ海問題、ベトナムの有識者が東京で講演

2015年09月20日 09時55分

 日本を訪れているベトナムのホーチミン市法科大学のホアン・ベト講師とディン・ホアン・タング元外務省顧問局長が19日、東京都内で、中国と領有権を争っている南シナ海の問題について講演した。

 ホアン氏は、中国の南シナ海での一方的な岩礁埋め立てを「ベトナムの排他的経済水域(EEZ)での破壊行為で、明らかな国際法違反」と批判し、状況改善を訴えた。ディン・ホアン氏も「国際法の順守が重要」と強調。中国の軍事的脅威の排除を目指して抑止力を高めるために「ベトナムと日本の戦略的協力関係が重要だということを、互いの国民に周知する必要がある」と述べた。

 日本の安全保障関連法の成立については、ディン・ホアン氏が「南シナ海の平和と正義を守ることにつながる」と述べ、「日本にはもっと積極的な役割を果たしてほしい」と注文を付けた。ホアン氏も「ベトナム国民として歓迎する」と語った。

(国際部 水野翔太)

http://www.yomiuri.co.jp/world/20150920-OYT1T50024.html