40年にわたる自由への道(論説)

四十年に渡る、自由国家への旅

フォング グゥエン及びドン レ

2015年4月30日

経済的自由化は政治的改革を意味せず、故に戦後40年が経っても自由と民主主義を求めるベトナム難民は未だ絶えない、とフォング グゥエン及びドン レは書いている。

今日という日は多くのオーストラリア人にとって重要な日だ。サイゴンが陥落し、ベトナム戦争が終結してから40年目に当たる。1975年4月30日は、また10万人以上のベトナム難民が戦禍に見舞われた祖国を脱し、最終的にオーストラリアに行きついた旅の始まりとなった日でもある。

ベトナム戦争は40年前に終結したが、ベトナムの人民は政治的亡命を求めて、海を渡る危険な旅に乗り出していった。

最近の難民のプロファイルは、戦後すぐにベトナムを離れた難民たちと全く異なる。1975年にはあらゆる階層や年齢の人々がベトナムを去ったが、新しい難民は殆ど20代後半か30代前半だ。よって、彼らはベトナム戦争について、直に経験したのではなく、話として知っているだけだ。また、彼らは経済的改革により国際的なライフスタイルをもたらした時期に育っている。

それにも拘わらず、この新しい世代は、経済的自由化は政治的改革と同じものではなく、よってベトナムの人民は未だに人権侵害や政治的宗教的な迫害を受けているとする。だから、彼ら以前に去った者たちのように、この難民たちもまた自由と民主主義を求めているのだ。