読売新聞記事 「ホーおじさん」の遺言

[ワールドビュー]「ホーおじさん」の遺言…ハノイ支局長 吉田健一

2018年1月28日5時0分

 ベトナム建国の父であるホー・チ・ミン初代国家主席が眠るハノイ中心部のホーチミン廟びょう。グレーの重厚な石造りで荘厳な雰囲気が漂うこの場所に、先日、旧知の老共産党員に誘われて久しぶりに足を運んだ。

 社会見学の小学生に若いカップル、地方からの団体旅行者。「ホーおじさん」と親しまれ、死後半世紀近くたった今も訪れる人が絶えることはない。儀仗ぎじょう兵4人が守る遺体との対面を終えて外に出ると、その老党員がふと自問するように言った。「ホーおじさんが生きていたら、現在のベトナムをどう思うのだろうか」

 歴史に「IF」(もし)は禁物という。それは承知の上で、2人でホーの遺言に思いを巡らせた。

 「党員は団結を守り、勤勉、正直、模範的な無私の精神を示さねばならない」


ベトナムにおける不平等の凝集と民主化に向けた圧力(2015年 ストックホルム大学 政治学科Eva Hansson博士)

これ自体は2年前の論考ですが、現在のベトナムの人権状況を知るために重要なものですので紹介させていただきます。

ベトナムにおける不平等の凝集と民主化に向けた圧力

ストックホルム大学 政治学科Eva Hansson博士

東南アジアのほぼ全域において、社会的、政治的な対立が増加している。いくつかの国々は、経済的不平等と政治的不平等の両者を抱え、これが今日、民衆の抗議運動によって問われているが、そのような状況はベトナムのように、団結や抗議、集会の権利が制限された国でも同じである。不平等の政治力学、すなわち、実際の、あるいは認識された、様々な形をした不平等に対して、社会的な抗議運動がどのように生じ、いつ、どういう理由で、これらが民主化への要求、つまり、民主化の「ディマンド・サイド」に転換されるのかという事が、東南アジアのコンテキストでは、意外なほどに学者達に注目されてこなかった。最近の報告書の中で、アジア開発銀行(ADB)は、不平等の高まりが地域の政治的安定に対する、より大きな脅威の一つであるとしている。 1の推測では、「この地域の人々の大半、約5分の4の人々が、さらに不平等化する国々で暮らしている」。 2

ベトナムでは、ベトナム共産党(CPV)主導の、権威主義的な一党政権下での30年近い高度経済成長の後に、社会的抗議や民主化への要求が生じているわけだが、この国はしばしば、比較的「包括的な成長(inclusive …

【米国公共放送】オンブズマンが「リトルサイゴンの恐怖」の問題点に対応

PBS【米国公共放送】オンブズマンが「リトルサイゴンの恐怖」の問題点に対応

デュイ・ホアン

2015年11月24日

1980年代、複数のベトナム系アメリカ人ジャーナリストが残虐に殺害された事件があった。当時、国家機関はこの事件を解決することはできなかった。そして今回、A・C・トンプソンによるセンセーショナルな調査報告にて、著名なベトナム反共団体(「ベトナム祖国戦線【ベトナム語に近い表記、MAT TRAN TO QUOC VIET …

40年にわたる自由への道(論説)

四十年に渡る、自由国家への旅

フォング グゥエン及びドン レ

2015年4月30日

経済的自由化は政治的改革を意味せず、故に戦後40年が経っても自由と民主主義を求めるベトナム難民は未だ絶えない、とフォング グゥエン及びドン レは書いている。

今日という日は多くのオーストラリア人にとって重要な日だ。サイゴンが陥落し、ベトナム戦争が終結してから40年目に当たる。1975年4月30日は、また10万人以上のベトナム難民が戦禍に見舞われた祖国を脱し、最終的にオーストラリアに行きついた旅の始まりとなった日でもある。

ベトナム戦争は40年前に終結したが、ベトナムの人民は政治的亡命を求めて、海を渡る危険な旅に乗り出していった。

最近の難民のプロファイルは、戦後すぐにベトナムを離れた難民たちと全く異なる。1975年にはあらゆる階層や年齢の人々がベトナムを去ったが、新しい難民は殆ど20代後半か30代前半だ。よって、彼らはベトナム戦争について、直に経験したのではなく、話として知っているだけだ。また、彼らは経済的改革により国際的なライフスタイルをもたらした時期に育っている。

それにも拘わらず、この新しい世代は、経済的自由化は政治的改革と同じものではなく、よってベトナムの人民は未だに人権侵害や政治的宗教的な迫害を受けているとする。だから、彼ら以前に去った者たちのように、この難民たちもまた自由と民主主義を求めているのだ。


ベトナムにおける民主主義と人権の展望 ド・ホアン・ディエム

ベトナムにおける民主主義と人権の展望 ド・ホアン・ディエム

ベトナム民主団体議長は、カナダ議会の集会でベトナムにおける民主主義と人権運動に関し基調演説を行った。演説は、カナダ野党人権監視委員会のウェイン・マーストン議員の取り計らいによるものであった。

議会演説

ベトナムにおける民主主義と人権の展望

2014年11月19日

ベトナム民主団体議長ド・ホアン・ディエムの演説

ウェイン・マーストン議員、


論説 ベトナムへ、武器よりも人権を デュイ・ホアン

ベトナムへ、武器よりも人権を デュイ・ホアン Duy Hoang

(デュイ・ホアンは、米国に拠点を置くベトナムの未認可民主化運動政党Viet Tanのリーダです。)


ベトナムには、なぜ民主主義と人権が存在しないのか? ダン・クォン・ハン

ベトナムには、なぜ民主主義と人権が存在しないのか? ダン・クォン・ハン

ダン・クォン・ハン(Dang Xuong Hung) 氏のスピーチ


オバマ大統領、米越関係再定義の機会 2013年7月23日

オバマ大統領、米越関係再定義の機会 2013年7月23日

アメリカがベトナムを戦略的に位置づけるのは正解だ。人口と大きな経済的潜在力で、ベトナムは安定と地域発展に貢献できる潜在力を持っている。

しかしベトナムは圧政によって第二のミヤンマーと化している。ベトナム共産党政権は、平和的な活動を弾圧し、インターネットを検閲し、市民社会の発展を阻止している。政治裁判も過去一年で増加した。

今週、両国首脳が会談した折に、オバマ大統領はトルオン・タン・サンに、ベトナム経済の潜在力を解放し、安全保障を実現するカギは人々に力を与えることだ、と強調すべきだった。真の自由があってこそ、それは成し遂げられるからだ。人権弁護士レ・クォック・クアン、ブロガーのディウ・ケイ、ミュージシャンのヴェト・カーンなどの活動家を、まず釈放することだ。 …

ベトナム憲法の国民投票か、それとも共産党か?

ベトナム憲法の国民投票か、それとも共産党か?

ドュイ・ホアン、アンジェリーナ・ヒュン、トゥリン・ナグヤン

2013年6月4日

概要